「かつら(ウィッグ)」の傷みを避ける使い方やケアをすることで、使用寿命を長くすることができます。日頃の使い方やケアにちょっとだけ気を使うことで、「かつら(ウィッグ)」の傷みを防ぎ使用寿命を延ばし、結果的に経済的にもなります。
「かつら(ウィッグ)」は、日頃の使い方やメンテナンスの仕方などに注意していただくと、傷みの原因を避けることになり、結果的に長く使うことができます。
以下に、「かつら(ウィッグ)」の傷みの原因となる主な事例をご紹介いたしますので、かつら(ウィッグ)を長く使うためのご参考にしてみてください。
【ベースの傷み】
「かつら(ウィッグ)」の裏側に、ネットベースとは違いつるつるとした箇所あります。そこはベースといって、
「樹脂」でできています。このベースは、かつら(ウィッグ)を頭に固定するために、専用の接着剤や両面テープを貼る箇所ですが、新品の時はつるつるしていますが、使用しているうちに水分が抜けて剥がれやひび割れが生じます。
月日が経てば傷みは避けられないのですが、長く使うためにも、ベースの汚れは残さないようにしましょう。
ベース部分の傷みを防ぐ簡単なお手入れ方法として、固く絞ったタオルで、汗や皮脂についた汚れを、毎日(または、かつら・ウィッグを使った日)拭き取るようにしましょう。
注) アルコールは乾燥の原因になりますので使用しないようにしましょう。
【シャンプー時の注意】
「かつら(ウィッグ)」をシャンプーするときは、洗浄力の高いシャンプーを使わないようにしましょう。一番良いのはかつら(ウィッグ)メーカー・会社が勧めているシャンプーを使うのが良いです。かつら(ウィッグ)メーカー・会社推奨品のシャンプーは若干値段が高いですが、かつら(ウィッグ)を長く使うことを考えれば結果的にお得です。
次に洗うときですが、力を入れてゴシゴシと洗ってはいけません。
かつら(ウィッグ)はデリケートですので、自分の髪を洗うときよりもやさしく洗うようにしましょう。
また、熱すぎるお湯も厳禁です。
シャンプー前に「かつら(ウィッグ)」を少しお湯に浸し、汚れを浮かせてから洗うとよく落ちます。
シャンプーの後は、毛にシャンプーが残らないようにはしっかりすすぎましょう。
すすぎ残しは傷みの原因になります。
乾燥方法としては、かつら(ウィッグ)をタオルで包んで優しく水分を取り、ドライヤーの冷風で乾燥させましょう。日陰干しは乾燥まで時間がかかるため、雑菌の繁殖とニオイの原因にもなります。
【人工毛「かつら(ウィッグ)」のシャンプー時の注意】
一般的に人工毛かつら(ウィッグ)のシャンプーは、「水」でシャンプーし、ドライヤー乾燥も冷風でおこないます。なぜならば、人工毛は熱に弱いからです。
人工毛は、メーカー・会社によって髪質が違いますので、正しいシャンプー方法は取り扱い説明書などをご参考になさってください。
特に女性の場合、「かつら(ウィッグ)」の襟足から毛先にかけての髪が、摩擦によって傷みやすくなる傾向にあります。
この傷みや絡みの原因を避けるには、使用前・使用後などでの簡単なケアを日頃からするようにしましょう。
【使用前のケア】
「かつら(ウィッグ)」の毛先部分に、ウィッグ専用のスプレーをし、優しくブラッシングします。ブラッシングは毛先から徐々に上へあがっていくようにやります。
【使用後のケア】
硬く絞った濡れタオルで「かつら(ウィッグ)」の汚れを拭き取ります。顔周りはとくに念入りにふき取って下さい。
次に、毛を少し濡らした状態で、毛先から優しくブラッシングします。
「かつら(ウィッグ)」の保管は、専用のウィッグ台にのせて、直射日光は避け、通気性が良く、日の当たらないところで保管してください。
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